理事長ブログ

節分

30年前に津山から神戸に出てきて、驚いたことの一つが恵方巻きでした。

「もうすぐ節分やね。今年の恵方は○○やから、そっちを向いて願いごとをすんねんで・・・」
と言われて、津山にはそんな習慣はなかったので、驚いた記憶があります。

Wikipediaによると・・・
恵方巻、恵方巻き(えほうまき)とは、節分に恵方を向いて食べると良いとされる、一種の縁起物である「切り分けていない太巻き寿司」のことです。
発祥は関西圏において、恵方に向かって太巻き寿司(「丸かぶり」「丸かぶり寿司」とも呼ばれる)を無言で頬張りながら食べると願いが叶うジンクスも含め、20世紀末に売り上げ目的で創作された食文化であり、この時、風習であると創作され宣伝された。元来定まった名称は無かったが流通業界での販促目的、1980~1990年代にチェーン店によって命名され、日本全国に展開され、関西圏外にも普及した非伝統物である。
とのこと。

わが家では、節分は「いわしの焼いたん」で、頭を柊に刺して玄関先に飾っていました。

また、なぜか大晦日にも鰯を食べていました。
大晦日は、毎年、太くて黒い田舎そば、焼いた鰯、大根と人参と油揚げの入ったすまし汁が定番でした。
なんで節分じゃなく、大晦日にも鰯なんだろう・・・と昔は不思議でした。

鰯は節分というイメージがありますが、大晦日に焼いた鰯を食べる習慣のある地域は多いようで、「大晦日は、冬の最後の日で、明日から正月(春)がスタートするという思想がありました。つまり大晦日は、冬(陰の気)のもっとも強い(濃い)日と考えられてきました。
陰の象徴が鬼であり、鬼が出回る日ともされてきました。鬼は、陰=不浄であり、生臭いものが好きだとされました。最も生臭いとされた食べ物が鰯であり、この鰯を食べつくし、明日からめでたい正月(陽の気)を迎えよう」とする考えのようです。

今年の節分には、スーパーで買った焼いた鰯を食べましたが、さすがにマンションの玄関に頭を飾るわけにもいかず・・・。大晦日の定番だった「太くて黒い田舎そば、焼いた鰯、大根と人参と油揚げの入ったすまし汁」もおそば屋の年越しそばで済ますようになり、母の思い出の一部となってしまいました。

なんとか母のお雑煮の作り方だけは、娘に伝えられましたが・・・。

2026年2月
社会福祉法人 鶯園
理事長 小林 和彦

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