理事長ブログ

Artificial Intelligence

AIという言葉を耳にしない日はありません。

AIとは、「Artificial Intelligence」の略称です。
「Artificial」は「人工的な」、「Intelligence」は「知能/知性」という意味があります。
一般的には人間の知能をコンピューターで人工的に再現したもの、という意味で広く理解されています。

私は、お恥ずかしい話、AIは、「Automatic Intelligence」、自動的な、機械的な知能の略とずっと思ってました。

私は、スマホよりタブレット派で、iPad miniを使っています。
長らく二つ折り携帯と併用していたためです。
iPad miniに届いたデータを見ながら、電話で話をする場合、二つ折り携帯の方が使いやすかったので。

iPad miniとパソコンをメインにした使い方ですから、実はいまだにスマホに変えたのは失敗だったと、日々思っていますが。

世の中、AI、AI・・・ですが、常用しているiPad miniさえ、その機能を使いこなせていないのですから、これ以上便利になったら、世の中はどのように変わっていくのか、すぐそこにAIの進化に伴うライフスタイルの急速な変化が待っているのでしょう。

そんなAIの進化に希望を持ちつつ、ついていけないかもしれない・・・という恐怖も感じながら、4月から「むすぼなAI」の導入を行ってきました。

5月から導入を始めた、株式会社やさしい手の「むすぼなAI」の共通支援サービス(13法人の担当者たちに活用方法をZoomで説明するサービス)も終了しました。
いよいよ現場で使い込んでいくことになります。

うちの法人でも、こんなことができるんだ、こんな活用方法ができると担当職員たちは積極的に活用を始めてくれています。

共通支援サービスの途中で、参加してくれたある法人の友人から、

(介護記録の音声入力のための)BONXの導入については、当法人もいろいろ意見はありましたが、私がいる施設で一度試してみて、それから法人全体でどうしていくべきかを考えていけばいいと、理事長からも許可をもらいました。

現場が混乱するという意見はありましたが、これ以上混乱することある?
人手不足や記録する時間がない、ならせっかく、こういう機会をもらってるんだから
BONX使ってみて、ダメならまた考えたらいいでしょう?

と、少数陣営から始めてみることになりました。

「やさしい手」にも法人事務局や主任クラスが、積極的に疑問があることをメールでやり取りしてくれたり、今まで新たに導入を試みた機器の墓場と化していた特養のスタッフとは思えないほど、前向きに向き合ってくれてます。
会議録を「むすぼなAI」でとってみたいとの意見も出て、リーダー会議で発言前に「○○しゃべります。」と試したり、前向きに「むすぼなAI」に向き合ってくれてます。

と、メールもいただきました。

参加してくれた13法人の担当者の皆さん、お疲れ様でした。
これから介護現場でどんどん活用が進むと考えていますし、皆さんが介護現場を変えていくのですね、楽しみにしています。

逆に13法人から、あんなこと、こんなことはできないのですかと「やさしい手」に問い合わせて、さらに「むすぼなAI」が進化する一助となれればうれしいです。

追記
兵庫県立大学大学院経営専門職専攻の医療・介護マネジメントコースのフィールドスタディは今年で10回目です。
2016年の介護マネジメントコース3期の院生の中にやさしい手の香取社長がおられ、講義の際に「鶯園のICTやDXへの取り組みはどうなっていますか」と質問され、「過渡期なので、どんなものを取り入れて行くべきか検討中」と答えたのを覚えています。
実は何を導入すべきか、さっぱり分からず、ほぼ手つかずでしたから、逃げの返答でした。
それから10年・・・、やっと「こんな取り組みをしています」と言えるようになりましたが、AIについては、香取社長からご指導いただいたものです。
素直に「何から取り組んだらいいか分からないので、教えてください」と言っておけば、もっと早くに導入できていたかもしれないですね。

むすぼなAI共通支援サービス スケジュール

2025年8月8日
社会福祉法人 鶯園
理事長 小林 和彦

バックナンバーはこちら

ページTOP