理事長ブログ

2025年 年初にあたり・・・

昨年の勉強会の際に、講師から100億円以上の事業規模の法人数を聞かれましたが、答えられず、飯田市の友人が福祉医療機構に問い合わせてくれました。

令和3年度決算ベースで、100億円超の法人はで32法人です。
トップは恩賜財団済生会で7,500億円、続いて聖隷福祉事業団が1,300億円。
そのあとは、300億円台が3法人、200億円台が3法人、100億円台が24法人という内訳です。
令和4年度決算データでは、事業活動計算書(PL)のサービス活動収益が80億円以上の法人は、58法人でした。
全法人の上位0.3%、都道府県で1法人ないし2法人の計算になります。
令和5年度決算データは、現在集計・分析中なのでまだ公表されていません。

とのこと・・・

鶯園は、たまたま大きな法人になっただけと考えています。
なぜ大きくなれたのか、あえて言うならば、職員たちが偉かったのでしょうね・・・
職員たちの頑張りの成果です。

うちの法人は83億円ですから、全国58法人には入りますが、人口減少地域を多く抱えていますから、今がピークと考えています

自分の法人の立ち位置を知ることは大事です。
ただし、規模の大きさは、利用者・職員・地域への責任の大きさの裏返しですから、これからも責任の重さを絶えず意識し、たゆまぬ努力が必要です。

時代は、規模よりも効率を求めています。
人的にも財政的にも厳しい時代ですから、多角化し広がり過ぎた事業の見直しや統廃合は避けて通れない課題です。
「ついにその時が来た・・・」と感じる前に実行していく決断が必要です。

もしかしたら、私たちは、ゆでガエルの例えのように「その時」の入り口に立っているのではないのか、気付いていないだけではないかという意識を持ち続けることも大切です。

IT化、DXへの取り組みを含めて、今までのやり方でよしとせず、絶えず変革を続けられる法人でありたいと考えております。

今年も、変わらずの叱咤激励アドバイス、よろしくお願い申しあげます。

2025年1月
社会福祉法人 鶯園
理事長 小林 和彦

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