今年の夏の近況です。
〇第1回むすぼなAIサミット、日本介護経営学会第2回AI分科会
7月31日は株式会社やさしい手主催の第1回むすぼなAIサミット、8月1日は日本介護経営学会の第2回AI分科会でした。
サミット、分科会ともに盛況でAIへの関心の高さを感じる会となりました。
特にサミットには会場200人、ウェブ300人と合計500人もの参加者があり、社会福祉法人と医療法人あわせて9法人から活用状況が発表され、AIが介護現場の生産性向上、効率化にいかに寄与できるかが実感できる機会となったのではないでしょうか。
友人たちと13法人でAIへの取り組みをはじめて1年以上になります。
そもそもAIとは…というところからのスタートでしたから、時間がかかりましたが、当法人を含め13法人では成果が見え始めています。
これから導入を考えている法人は、早めに取り組んでみること、周りの取り組んでいる法人から学ぶことをおすすめします。最初は言語すらピンときませんから。
日本介護経営学会AI分科会は、AIに特化した分科会です。添付の開催案内のとおり講師陣は第一線で活躍されている方ばかり。理事をさせていただいていますので自画自賛になりますが、これだけの講師の方の話を聞ける機会はないと思っています。
ご関心のある方は、ぜひ日本介護経営学会に加入いただければ幸いです。
実践を学ぶには「やさしい手のAIサミット」、学術的には「日本介護経営学会AI分科会」です。
〇青森ねぶた祭へ
サミット、分科会を終えて、翌日8月2・3日は、やさしい手の香取社長に誘われて2年ぶりに青森ねぶた祭へ。
「青森県民はねぶた囃子の音色を聞くと心がじゃわめぐ」と言われます。
「じゃわめぐ」は青森県津軽地方の方言で、「ぞくぞくする」「心騒ぐ」「震える」といった意味を表す言葉です。特に、気持ちが高揚してワクワクする様子や、血が騒ぐような感覚を表現する際に使われます。
2日の夜は、ねぶた祭の「じゃわめぐ熱気」を堪能しました。
いつ行ってもいいですよ、ねぶたは。
昼間はほとんど、香取社長とAIの話をしていました。
思い返すと、初めて香取社長からAIの講義を受けたのが2年前のねぶた祭の勉強会。
その後、9・11・2・3月と何度も説明を受けたのですが、さっぱり理解できず、理解するよりまず使ってみようと、13法人で導入することに決めて1年以上たちますから、やはり導入を考えておられるなら早めの決断をおすすめします。
〇久しぶりに友人と食事
お盆恒例の食事会は、いつものように多彩な顔ぶれで盛り上がりました。
今回はしばらく会っていなかった友人を誘いました。半年ぶりくらいのつもりでいたら、なんと去年の6月以来でした。何度も書いていますが、時の流れの速さに驚かされます。去年の6月以降は、AI、津山市の市長選挙のお手伝い、選挙後は年度末、年度初め、決算でしたから忙しかったのでしょうね。
私が35歳、彼が28歳、神戸の事業開設の準備中にお世話になりましたが、なかなか食事する機会がなく、去年の6月に初めて食事をしました。何も分かっていない私に神戸市の流儀を教えてくれたのも彼でした。相性がいいのでしょうね。もう時効ですからさらっと書くと、当時の内輪話も話してもらい「あれってそうだったんですか」みたいな驚きもあり、時間の流れを越えて会うと、楽しい会話も弾みます。
〇この夏に読んだ本
忙しい、忙しいと書いているわりに本はしっかり読めています。
いい本にあたると寝るまで読んで、起きてすぐ読み始めます。
ここのところ読んだ本は。
東野圭吾氏のガリレオシリーズ第11作「永遠の記憶」。
遺作になりました。残念です。
死期を意識されて書かれていることが伝わりました。
最後は、この謎を解いて終わるのか、という結末でした。
池井戸潤氏のハヤブサ消防団シリーズ第2作「ハヤブサ消防団 森へつづく道」。
前作は新興宗教の話でテレビドラマにもなりましたから、読まれた方やテレビで見た方もいらっしゃると思います。
今回は、主人公のミステリ作家・三馬太郎が、とある文学賞にノミネートされ、最大のライバル候補に今をときめく美貌の歴史ミステリ作家・北原未南が登場し・・・物語は進みます。本好きには文学賞や作家の仕事ぶりなど、ひきつけられるところも多く、一気に読ませていただきました。個人的には前作よりはこちらですね。
月村了衛氏の機龍警察シリーズ第8作「漆黒社会」。
前作「白骨街道」の刊行から5年ぶりの新作です。黒川博行氏の疫病神シリーズと同じくらい、いつも次の作品を待っているシリーズです。
前作から5年もたっていて、時の流れの速さに驚きます。
このシリーズは面白いです。警察官が4mくらいのガンダムみたいな装備(作中ではキモノと呼ばれています。ロボットよりパワースーツかな?)の中に入って戦います。
今回で第一部が終了し、次作から第二部が始まるらしく、どんな展開になるのか楽しみです。SFなのに登場人物は人間的です。結構陰惨なので好き嫌いはあると思いますが、面白いですよ。
井原忠政氏の北近江合戦心得シリーズ第8作「尼子党忠義」。
シリーズものばかり読んでいますが、シリーズ物は続きを楽しみに待っていますから、新刊が出ると一気読みしてしまうので、仕方ないですね。
井原忠政氏の三河雑兵心得シリーズ・真田武士心得シリーズも面白いです。軽いタッチの時代小説で、2カ月に一冊ずつこの3シリーズが順に刊行されるので飽きないです。
一番のおすすめは「三河雑兵心得」。三河の元百姓茂兵衛の出世物語で、家康さんもキャラがたっていていい感じです。
太田愛氏の「幻夏」「天上の葦」。
太田愛氏は元脚本家で「相棒シリーズ」も担当されていました。
Amazonプライムでドラマ化された「犯罪者」と登場人物が同じシリーズです。
「犯罪者」は以前に読んでいて、第2作の「幻夏」を読み終わり、「天上の葦」を読んでいます。「天上の葦」は、現在のジャーナリズムへの危機感を戦時中の言論統制と重ね合わせて描かれています。
構想の発端について雑誌「ダ・ヴィンチ」掲載の著者インタビューで太田さんはこう語っています。
このところ急に世の中の空気が変わってきましたよね。特にメディアの世界では、政権政党から公平中立報道の要望書が出されたり、選挙前の政党に関する街頭インタビューがなくなったり。総務大臣がテレビ局に対して、電波停止を命じる可能性があると言及したこともありました。こういう状況は戦後ずっとなかったことで、確実に何か異変が起きている。これは今書かないと手遅れになるかもしれないと思いました。
最後に、今から楽しみにしているのは、小野不由美氏の十二国記シリーズ7年ぶり新刊「幽冥の岸」。9月17日発売予定です。
「十二国記」は、現代日本と「十二国」と呼ばれる異世界を舞台にした、王と民の運命が交錯する長編ファンタジー小説シリーズです。十二国では、麒麟という霊獣が天意により王を選び、「誓約」を交わした王が一国を治めます。物語は、十二の国それぞれの王や官吏、市井の民の視点から描かれます。理想と現実の間で揺れる政治、暴政と革命、異世界に放り込まれた者の成長などが、連作長編として少しずつつながっていきます。
すでに10作が出ています。元々ホラー作家ですから、第1作がちょっと読みにくいかもしれないですが、ひきこまれる作品です。宝塚歌劇で舞台化もされていると宝塚ファンの職員から教えてもらいました。
どれもおすすめです。
2026年9月
社会福祉法人 鶯園
理事長 小林 和彦
