「外国人だらけで日本人が行けなくなった」「もはや日本じゃない」。
北海道のスノーリゾート ニセコについて、そんな声をよく聞きます。
一度行ってみたかったので、12月21・22日にニセコにスキーに行ってみました。
エースゴンドラ山頂駅舎の2階に絶景レストラン「NEST813」が前日オープンしたばかり。「えっ、これがスキー場のラウンジ…」という豪華さで驚きました。正面に羊蹄山を一望できる大きな窓がありますが、あいにくの曇り空で一望はかなわず。372席の大型ラウンジに、200人くらいの利用客がいましたが、日本人は1割くらい。スキー場全体でも日本人の方が少数ですから、外国人ばかりと聞いていましたが、まさに「日本にあって、日本ではない」、ほぼ外国ですね。

レンタルスキーを借りに行きましたが、店員さんは全員オーストラリア人で、日本語は通じませんでした。食事もべらぼうに高いと聞いていましたが、もともとスキー場は季節営業ということあり、ニセコに限らずどこに行っても高いものです。ニセコも高いには高いですが、ぼったくりというほどでもありません。オーストラリアの方を想定しているのか、日本人には大盛りサイズですから、「こんなものかな」という感想です。
ちなみにNEST813の和牛ローストビーフは7,500円。目の前でシェフがカットして提供してくれます。隣でオーストラリアの方が食べていましたが、高かろう悪かろうのゲレンデの食事ではなく、見るからにおいしそうな和牛で、ハイクオリティでした。
支払いもAIを活用したセルフレジ「VISION CHECK-OUT」。トレーを置くだけで商品を感知し、約10秒で精算が完了します。すごいです…
夕方ゲレンデから下りてきたら、ホテル前に移動販売車が何台か並び、真ん中の焚き火を囲んで、ランタンと椅子が並んでいる休憩スペースがありました。外国の方がビールを飲みながら楽しそうに談笑していました。焚き火好きとしては、ニセコに泊まって同じように過ごせば楽しいだろうなと思いましたが、宿泊費も高級リゾート価格ですから、さすがに泊まれず、眺めたけです。
日本人とは長期休暇の取り方も遊び方も違うので、世界のリゾートと肩を並べる場所が、日本にあってもいいのでは…というのがニセコに行ってみた感想です。
ニセコでの宿泊は高いので、普段はあまり利用しない観光ホテル(洞爺湖温泉)の早期予約格安プランでした。ホテルはきれいで温泉もよく、朝食もおいしい、いいホテルでした。こちらも満室で半分は東南アジアの方、半分は日本人。北海道ではどこのホテルでも外国の方が多数利用されていますが、今までも特に気になることも、ネットなどで目にする「外国人が多くて迷惑した」ということもなく、快適でしたよ。
日本人は、ゴールデンウィークや夏休みなど旅行シーズンが限られるので、どうしても高くついてしまいます。繁忙期を避ければ飛行機も宿も安い時期はありますから、上手に選択することが大事ですね。今回は、飯田の友人と大阪の先輩の3人でしたが、飯田の友人が、安い宿泊プランやコスパの良いおいしい店を見つけるのが得意で、彼と一緒に行くと満足度が高いです。
日本人は遊び慣れていないし、遊び方が下手なのでしょうね。ニセコに行ってみて「年に一度くらいは奮発して旅行はどうですか」と書きたいところですが、ネットに情報が溢れていますから、自分の予算や嗜好に合うプランをうまく選んで、何度か経験して、最初はうまくいかなくても、次回以降はさらに良くする工夫の積み重ねが必要ですね。旅行に限らずですが…
2026年3月
社会福祉法人 鶯園
理事長 小林 和彦
