令和5年11月25日に、オリンピックの二大会連続メダリストである有森裕子さまをお迎えし、鶯園の50周年と千寿福祉会との合併を記念して講演会を開催させていただきました。

福祉施設は、職員の頑張りだけで成り立っているわけではなく、多くのボランティアの方々、地域の皆さまに支えられて成り立っております。

「今回の講演会には、どうしても有森さまにお越しいただきたい」というのが、職員の強い希望でした。なぜなら、福祉の仕事をしている中で、多くの出会いがあり、たくさんの人に支えられていることを、私たちは有森さまとの出会いと交流を通して実感させていていただいてきたからです。

法人本部のある津山市では、1988年から「津山国際交流駅伝大会」を開催していました。
今回、記念講演をお願いした有森さまとのご縁もこの大会でした。

27年も前のことになりますが、1996年11月第９回大会の際に、ご利用者の方が有森さまに「津山市では「津山国際交流駅伝大会」が毎年開催されています、ぜひ、応援にお越しください、一緒に応援しましょう」と手紙を書かれました。有森さまからも直筆にて「喜んで参加させていただきます」とお返事を下さり、一緒に応援をし、大会終了後はみすず荘で交流会という楽しい一日になりました。その翌年からも有森さまとの交流は続きました。

1992年のバルセロナオリンピックで銀メダルを獲得された4年後の1996年7月のアトランタで銅メダルを獲得された4カ月後のことです。

有森さまとのご縁は、当法人がたくさんの方々に支えられたきた代表的なエピソードですが、この50年の間には多くの出会い、ご縁があり、ご利用者の方々にとっても職員にとってもたくさんのよき思い出となっております。おひとりおひとりのお名前をあげてお礼申し上げることはできませんが、法人の理事長として役職員を代表し、当法人とご縁のあったおひとりおひとりに心から感謝とお礼を申し上げたいと思います。

ありがとうございました。

2024年1月
社会福祉法人 鶯園
理事長　小林 和彦